- ニキビ跡の凹みが治らず悩んでいる
- ダーマペンやピーリングなどの他の施術でも治らなかった
- 水ぼうそうの跡や外傷性の傷跡も治療したい
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TCAクロスとは?
TCAクロスは、ニキビ跡の凹みや傷跡を改善するための治療法です。
TCAとは、トリクロロ酢酸(Trichloroacetic acid)の略称で、酸の一種です。TCAを高濃度で凹みに直接塗布し、真皮層にまで作用させることで、肌のコラーゲン生成を促進します。これにより、凹みを内側から押し上げるように改善していきます。
TCAクロスは、シミや小じわなどの治療にも用いられるTCAピーリングとは異なります。TCAピーリングが比較的低濃度のTCAを広範囲に塗布するのに対し、TCAクロスでは40〜100%の高濃度TCAを凹みに点状に塗布します。そのため、ダウンタイムは1週間程度と、TCAピーリングより長くなる傾向にあります。
TCAクロス治療の特徴は、以下の通りです。
- 高濃度のTCAを使用し、凹みを治療の主眼に置いている
- 表皮だけでなく真皮層にまで作用し、肌の再生を促す
- 短時間で施術が完了する
TCAクロスは、レーザー治療など他の治療法で効果が得られなかった陥凹瘢痕にも効くことが報告されています。
TCAクロスの特徴・効果・メリット/おすすめな理由
TCAクロスには、ニキビ跡の凹みを改善する治療法として、多くの特徴やメリットがあります。ここでは、TCAクロスの効果や治療の利点について、詳しく解説していきます。
さまざまなニキビ跡に効果的
TCAクロスは、炎症後色素沈着や瘢痕(はんこん)など、さまざまなタイプのニキビ跡に効果が期待できます。
特に、ニキビ跡の凹みに対する改善効果が高いのが特徴です。アイスピック型やボックスカー型など、凹みの種類を問わず治療できるため、多くの方に適用が可能です。
ニキビ跡以外も治療できる
TCAクロスは、ニキビ跡だけでなく、水ぼうそうの跡や外傷性の傷跡にも効果があります。
手術の傷跡を目立たなくしたい場合にも、TCAクロスが適しています。肌のコラーゲン生成を促進する作用があるため、幅広い凹凸や傷跡の治療に活用できます。
高濃度TCA(トリクロロ酢酸)を使用して、ニキビ跡の凹みを底から改善
TCAクロスでは、50〜100%の高濃度TCAを使用します。
これにより、凹みの底にまでTCAを浸透させ、真皮層のコラーゲン生成を促進します。凹みを表面的にカバーするのではなく、内側から盛り上げるように治療するため、効果が長持ちします。
短時間の施術なので忙しい方も受けやすい
TCAクロスの施術時間は10分程度と短時間で、スピーディーに治療が完了します。そのため、仕事で忙しい方でも、休憩時間などを利用して気軽に受けることができます。
時間の経ったニキビ跡にも効果がある
TCAクロスは、新しいニキビ跡だけでなく、時間が経過した古いニキビ跡にも効果が期待できます。
肌のターンオーバーが乱れて、凹みが改善されにくくなっている場合でも、TCAクロスによってコラーゲン生成が促進され、凹みが徐々に改善されていきます。
TCAクロスのダウンタイムは7日程度
TCAクロスのダウンタイムは約7日間です。施術後は、赤みや腫れ、ひりひり感などが生じますが、徐々に落ち着いていきます。
TCAクロスと他の治療法の違い
ニキビ跡の凹みを治療する方法には、TCAクロスの他にもいくつかの選択肢があります。ここでは、TCAクロスと他の代表的な治療法との違いについて解説します。
ポテンツァやダーマペンとの違い
ポテンツァやダーマペンは、肌に極細の針を刺す治療法です。針を刺すことで肌に微細な傷をつけ、コラーゲンの生成を促進します。TCAクロスとの主な違いは、針を使うか薬剤を使うかという点です。
ポテンツァやダーマペンは、比較的浅い凹みに効果的です。
一方、TCAクロスは深い凹みにも効果が期待でき、ニキビ跡の程度に合わせて使い分けられます。また、ポテンツァやダーマペンは、ニキビ跡以外のシワやたるみの改善にも使用されます。
サブシジョンとの違い
サブシジョンは、注射器を使って皮膚の下に局所麻酔薬を注入し、組織を剥離する治療法です。凹みの部分を持ち上げることで、凸凹を改善します。TCAクロスとの主な違いは、メスを使う外科的治療か、薬剤を使う非外科的治療かという点です。
サブシジョンは、深くて幅の広いクレーター状の凹みに対して効果的です。一方、TCAクロスは、深さや幅に関わらず、さまざまな凹みに効果が期待できます。また、サブシジョンは、傷跡が残るのがデメリットですが、TCAクロスは傷跡が残りにくいのが利点です。
ジュベルックとの違い
ジュベルックは、ヒアルロン酸などの充填剤を皮膚に注入して、凹みを改善する治療法です。TCAクロスとの主な違いは、充填剤を注入するか、薬剤で肌を修復するかという点です。
ジュベルックは、即時性が高く、施術後すぐに凹みが目立たなくなります。しかし、効果は一時的で、時間とともに充填剤が吸収されていきます。これに対し、TCAクロスは、効果が現れるまでに時間がかかりますが、肌が修復されるため、長期的な改善が期待できます。
銀座美容クリニックのTCAクロスが選ばれる理由
銀座美容クリニックでは、TCAクロス治療に力を入れております。当院のTCAクロスが多くの患者様から選ばれている理由について、以下で詳しくご説明いたします。
実績のあるドクターが担当
当院のTCAクロス治療は、豊富な経験と実績を持つ医師が担当しております。
ニキビ跡の治療に精通したドクターが、患者様お一人おひとりの肌の状態を丁寧に診察し、最適な治療プランをご提案いたします。これまでに多くの症例を手がけてきた実績から、高い治療効果を提供できると自負しております。
一人ひとりの肌の状態にあわせた施術をご提案
当院では、患者様お一人おひとりの肌質やニキビ跡の程度に合わせて、最適な濃度のTCAを使用し、治療を行います。
肌が敏感な方や、凹みが浅い方には低濃度のTCAを、肌が丈夫な方や、凹みが深い方には高濃度のTCAを使うなど、きめ細やかな治療を心がけております。また、TCAクロス単独ではなく、他の治療法と組み合わせるなど、総合的な治療プランをご提案いたします。
厚労省から承認された安全性の高い製剤を使用
当院では、厚生労働省から承認された安全性の高いTCAを使用しております。純度が高く、不純物が少ないTCAを採用することで、肌へのダメージを最小限に抑えながら、高い治療効果を得ることができます。また、TCAの濃度管理を徹底し、患者様の肌に合わせて最適な濃度を調合しております。安全性と効果を兼ね備えたTCAを使用している点が、当院の特徴です。
TCAクロスのダウンタイム・デメリット
TCAクロスは、ニキビ跡の凹みを改善する効果の高い治療法ですが、ダウンタイムやデメリットもあります。ここでは、TCAクロスのダウンタイムとデメリットについて詳しく説明いたします。
TCAクロスのダウンタイム
TCAクロス治療後は、以下のようなダウンタイムが生じます。
- 施術直後から数日間は、治療部位の赤みや腫れ、ひりひり感が続く。
- 施術後2〜3日目頃から、治療部位が濃く着色してくる。
- 施術後4〜5日目頃から、皮膚が剥けはじめ、色素沈着が目立ってくる。
- 施術後7日目頃には、皮膚の剥けがおさまり、赤みが引いてくる。
ダウンタイムの期間は個人差がありますが、目安としては1週間程度です。この間は、メイクをしてもニキビ跡の赤みや色素沈着が隠しきれない場合があります。そのため、人前に出る機会が多い方は施術を受ける日にちを調整しておくことをおすすめします。
TACクロスのデメリット
TCAクロスには、以下のようなデメリットがあります。
- ダウンタイムが1週間程度あります。
- 施術直後は、ヒリヒリとした痛みを伴います。
- 稀に、色素沈着や赤みが長引くことがあります。
- TCAクロスでは、深いクレーター状の瘢痕を完全に平らにすることは難しい場合があります。
- 保険適用外の治療のため、費用は全額自費となります。
- 複数回の治療が必要な場合があり、総額の費用がかさむ場合があります。
特に、ダウンタイムの長さと施術後の痛みに関しては、患者様から不安の声を頂くことがあります。当院では、痛み止めの処方や、ダウンタイム中の過ごし方についてアドバイスを行うなど、できる限りの配慮をさせていただいております。
また、TCAクロスの効果には個人差があるため、治療後に思うような改善が得られない場合もございます。リスクとデメリットを十分にご理解いただいた上で、治療をご検討ください。
TCAクロスのよくあるご質問
TCAクロス治療に関して、患者様からよくお問い合わせいただく質問にお答えいたします。
どれくらいの回数・頻度で施術を受けると効果がある?
TCAクロスの効果は、ニキビ跡の程度や個人差によって異なりますが、多くの場合、2〜4回の治療で改善が期待できます。治療の間隔は、1ヶ月から2ヶ月ほど空けることが一般的です。ニキビ跡が深い場合は、さらに回数を重ねる必要があります。当院では、お一人おひとりの肌の状態に合わせて、最適な治療計画をご提案いたします。
痛みはある?
TCAクロスは、施術中の痛みはほとんどありません。
しかし、施術後はヒリヒリとした痛みや温かさを感じる場合があります。この痛みは、数日で徐々に和らいでいきます。痛みが強い場合は、鎮痛剤を処方いたしますので、お気軽にご相談ください。
他の治療と組み合わせた方がいいケースは?
TCAクロス単独でも十分な効果が期待できますが、ニキビ跡の程度によっては、他の治療法と組み合わせることで、より高い効果が得られる場合があります。
例えば、ニキビ跡が深くて広範囲に及ぶ場合は、TCAクロスとサブシジョンを組み合わせることで、効果的に凹凸を改善できます。また、色素沈着が気になる場合は、TCAクロスとレーザートーニングを併用することで、色素沈着を軽減しながら凹みを改善できます。
使用するトリクロロ酢酸の濃度は?
TCAクロスで使用するトリクロロ酢酸の濃度は、ニキビ跡の深さや肌の状態に応じて調整します。
一般的には、50〜100%の濃度が使用されます。当院では、患者様の肌質や肌の厚み、ニキビ跡の程度を見極めた上で、最適な濃度のTCAを選定し、治療を行います。
TCAクロスを受けた部分にテープ等を貼ったほうがいい?
TCAクロス治療後は、患部にテープやガーゼを貼る必要はありません。むしろ、テープやガーゼを貼ることで、皮膚の剥がれが進まなくなったり、かぶれたりする可能性があります。
治療後は、患部を清潔に保ち、保湿クリームを適宜塗布するだけで大丈夫です。ただし、日光に当たると色素沈着が悪化する可能性があるため、外出時は日焼け止めを塗布し、なるべく直射日光を避けてください。
TCAクロスを受けた部分が白くなった。どのくらいで落ち着く?
TCAクロス治療後、施術部位が一時的に白くなることがあります。
この白さは、TCAによって角質層が剥がれ、新しい肌が現れている状態です。通常、1〜2週間程度で自然に解消されます。その後、赤みが出てきますが、これも徐々に引いていきます。
TCAクロス治療の流れ
医師のカウンセリング
まず、医師による丁寧なカウンセリングを行います。ニキビ跡の種類や程度、これまでの治療歴、ご希望の仕上がりなどを詳しくお伺いした上で、最適な治療プランをご提案いたします。
治療の目的や期待される効果、ダウンタイムや注意点などについても、分かりやすくご説明いたします。ご不明な点やご不安な点があれば、遠慮なくご質問ください。
洗顔
施術前に、専用の洗顔料で患部を清潔に洗浄します。メイクや皮脂、汚れをしっかりと落とすことで、TCAの浸透を高め、治療効果を上げることができます。
洗顔後は、肌を十分に乾かしてから次の工程に進みます。
TCAクロスの施術
- まず治療したいニキビ・傷跡の箇所に印をつけます
- 高濃度のTCAを丁寧に塗布します
- 10〜15秒で塗布した部分が白くなり始めます
- 10〜15分程度で終了します
施術後のケア
施術終了後は、患部を冷却しながら鎮静を行います。その後、保湿クリームを塗布し、治療部位を保護します。帰宅後は、医師の指示に従って、適切なスキンケアを行ってください。
治療当日は、洗顔は避け、翌日からは朝晩に優しく洗顔し、保湿を心がけましょう。痛みや赤みが強い場合は、冷却や鎮痛剤の服用などで対処します。また、治療部位に直射日光が当たらないよう、日焼け止めの塗布や帽子の着用などの対策が必要です。
以上が、TCAクロス治療の一般的な流れです。当院では、患者様お一人おひとりのお肌の状態に合わせて、最適な治療を提供できるよう努めております。ご不明な点やご不安な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
TCAクロスを受ける際の注意点
- 施術後にカサブタになるまで施術部分へのメイクはご遠慮ください。
- 施術部分がカサブタになったらメイク可能となります。
- 施術部分へは1日3〜4回ワセリンを塗るようにしてください
- カサブタをご自身で剥がさないようにし、自然に取れるのをお待ちください。
- カサブタが剥がれたあと7日〜28日はお肌に赤みが残りますが自然の色に戻ります。
- 日焼け対策を十分にしていただき、帽子や日焼け止め(SPF50)を使用してください。
TCAクロスの施術概要
項目 | 内容 |
施術時間 | 10 ~ 15分程度 |
麻酔 | 個表面麻酔をおすすめすることもあります。 |
ダウンタイム | 個人差はありますが、1週間程度の赤み、腫れ、皮向けなどがあることがございます。 |
効果表現 | 1ヶ月〜2ヶ月程度で徐々に実感 |
治療期間 | 1ヶ月〜2ヶ月に1回 |
治療回数 | 2回〜6回程度 |
注意事項 | ・日焼けした肌や炎症がある肌には施術できません。 ・妊娠中、妊娠の可能性のある方や、授乳中の方、疾患がある方などは施術を行えません。事前に医師に確認をしてください。 ・以前美容整形を行ったことのある方は、事前にご相談ください。 ・術後のメイクは可能ですが、部位を強くするのはお控えください。 ・術後は肌が敏感になったり、乾燥しやすくなったりしているため保湿や日焼け止めをしっかり行ってください。 ・施術後は、患部を清潔に保ち、保湿を心がけてください。 ・施術後1週間は、激しい運動や飲酒を控えてください。 ・施術後1ヶ月は、日光を避け、紫外線対策を徹底してください。 ※痛み、ダウンタイム、効果には個人差があります。 ※施術時間にカウンセリングの時間は含まれません。 ※妊娠・授乳中の方は、一切の施術ができません。 |
対象でない方 | ・妊娠中、授乳中の方 ・ケロイド体質の方 ・感染症をお持ちの方 ・膠原病、血液疾患をお持ちの方 ・光線過敏症の方 ・ニキビ跡の凹み以外の肌トラブルが顕著な方 |
副作用 | ・赤み、腫れ、かゆみ、ヒリヒリ感 ・色素沈着、色素脱失 ・感染症 ・瘢痕形成 ※副作用の発生頻度は低いですが、異常を感じた場合は速やかに医師にご相談ください。 |
TCAクロスと併せておすすめしたいニキビ跡治療はこちら
TCAクロスの料金
範囲 | 価格 |
TCAクロス | 49,000円(税込) |
TCAクロス+サブシジョン | 98,000円(税込) |
サブシジョン | 49,000円(税込) |
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